新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言として「新しい生活様式の実践?」が推奨されています。
ここには個人・団体・地域への感染拡大を防ぐために、重要なポイントが紹介されています。
しかし感染拡大を防ぎ「健康に」生活する上で、他にも重要なポイントがあるのではないでしょうか。
過度のストレスにより免疫細胞のバランスが崩れる懸念がある
昔から“病は気から”といいますが、これは人間の神経バランスをつかさどる自律神経の乱れ(交感神経と副交感神経のバランスが崩れること)によるのではないかと思います。
よく知られていることですが交感神経が優位になり過ぎても、副交感神経が優位になり過ぎても人間は病気になってしまいます。
人間は孤独に対してストレスを感じます。
また行動制限やウイルスに対する恐怖から気が滅いると自律神経が乱れ、平時よりも病気になりやすいといわれます。
清潔にしすぎると免疫機能が低下する懸念がある
人間には皮膚だけでなく肺や腸にも常在菌存在しており、常に菌と共生しています。
例えば、よく知られた健康法で善玉菌と悪玉菌をコントロールして「腸内環境を整える」ものがあります。
手の消毒などをはじめ、清潔にしすぎると菌との触れあいがなくなりますので、それまで常在菌などで成立していた免疫バランスが崩れ、様々な感染症にかかりやすくなるといわれます。
常にマスクを着用すると肺に十分な酸素を吸い込めないため酸欠になる懸念がある
みなさんもマスクをつけて生活されていると思いますが、息苦しいと感じたことがあるのではないでしょうか。
マスクをつけているときと外しているときでは吸い込む空気の量が違います。
外しているときのほうが圧倒的に吸い込む量が多くなります。
また、マスクの性能にもよりますが、マスクにより自分が呼吸で吐いた二酸化炭素を吸いこみやすくなります。
当たり前ですが人間は酸素を吸うために呼吸しています。
酸素が不足すると、免疫機能の低下・思考能力の低下など様々な悪影響が出るといわれています。
また、ウイルスは非常に小さいですので、高性能なものでない限り、マスクでは呼吸によるウイルスの鼻や口への進入を増防ぐことができません。
マスクは基本的には自分が他人にうつさないための飛沫感染予防です。
「新しい生活様式」を完全に実践しても、人との接触がなくなることや恐怖で自律神経が乱れ、清潔にしすぎることで反って免疫機能が低下し、常にマスクをつけることで不健康になるようなことがあっては本末転倒です。
感染は怖いですが、何事もバランスが大切です。
健康に暮らし、生きるためには「明るく」「必要な部分を徹底して清潔に」「飛沫感染の懸念のない際にはマスクを装着しない」など、心と身体を大切にする習慣が必要ではないでしょうか。
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