*この検査は、感染の診断をするものではありません。
診断は医療機関を受診し、医師による総合的な診断が必要です。

世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、日本国内でもワクチン接種がすすめられています。ワクチン接種によりウイルス感染を抑制する中和抗体が産生されますが、抗体ができる量には個人差が大きいことが報告されています。富士フイルム和光純薬株式会社が開発した研究用試薬を使用し、コロナワクチン接種後の抗体量の確認、または過去の感染歴を確認することが出来る検査キットの開発を行いこの度商品化致しました。

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新型コロナ抗体セルフチェックについて

新型コロナウイルスは主に 4 つのタンパク質から構成されています。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質 (S) に対する抗体 (=S 抗体 ) を調べることで、感染によるものだけでなく、ワクチン接種により抗体が産生されているかも把握することができます。その中でもスパイク (S) タンパク質中 S1 領域の受容体結合ドメイン (RBD) がヒト細胞表面の ACE2 に結合することで新型コロナウイルスは細胞へ侵入することが知られています。このスパイクタンパク質の RBD に結合するIgG 抗体は中和活性（ウイルスの感染を阻害する性質）との相関が高いことが明らかになっています。